古布をつかった
一点もの道中袋です。
◆明治~大正期の布です。
◆総手縫いしました。
手縫いならではの、縫い目の揺らぎをお楽しみください。
ミシン糸と違って上下に糸がないので縫い目がやわらかです。
◆ストッパーを増やしました◆
入れ口にもストッパーをつけたので、物が落ちてくる心配がなくなりました。
◆反物をそのまま使いました
反物本来の柄を見られるように、縦に生地を使いました。反物幅34cmだと生地が足りないので、さらに半巾をつけたり、別生地を合わせたりして、大きく作っています。
役目を終えた後も再び反物として利用できる構造になっています。
◆使いやすさと実用性
片方の底口は紐でしっかりと締めています。持ち上げる際は、本体ではなく紐部分を持つことで、中身がこぼれ出ることがありません。
紐は太さがある「江戸打紐」で、手や肩が痛くなりにくい仕様です。
ストッパー付きで長さ調節も可能です。
およそ腰の高さで使える十分な長さがあります。
洗濯の際は、ネットに入れて洗濯機にかけることをおすすめします。
片方の底口はキュッと縛っています。
もう一方の取り出し口は自重で締まります。
歩きお遍路もこれでいけます。
【寸法およそ】
上着一枚を入れて撮影しました。追加でペットボトル1本等入ります。
¥5,700
◆道中袋について◆
明治時代まで使われていたであろう「道中袋」。片方は閉め、片方の口は開きます。時代劇や骨董市、ネットオークションでのみ見かけます。風呂敷を体に巻いて外出するときこの袋のような形状になるので、おそらく風呂敷の代用品だと思います。使いやすい形状かつ布にも優しいつくりです。
ストッパー付きですので任意の長さに。