先人が縫ったたっつけをそのままサイズアップして、
昔の形で現代人が着られるようにしています。
麻を履いて歩くと、
風が生地を通りぬけて超爽快です。
自然繊維が生み出す、
味のある風通し。
現在のポリエステルでは味わえません。
履いていただいて初めてわかる心地よさがあります。。
(試着できず申し訳ございません)
麻の古手たっつけはたま~に流通します。
それらは、ちょっと肉厚の生地であることがほとんどです。でもさらに麻の通気性の良さを体感したい。昨年ぶりにやはり作りたくなり、薄手の生地にこだわって仕立てました。
膝は
「浴衣生地」で補強しました。丈夫です。
尻周りは
透けないように
同じ生地を二重にしています!
ゆったりめの設計なので動きやすいです。
尻まわりなどとくにゆったり。
くったりするまで
永く履き込んでいただけます。
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【寸法】
メンズMサイズでぴったり
腰から裾までの総丈98cm
ふくらはぎ周り約41cm
総丈詰めをご希望の場合は、
備考欄にお書きください。
女性Mの方でも着られます。
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◆脚の幅お直しつき◆
主にふくらはぎ部分のサイズが
あわない場合がございます。
ご自身でお直しが難しい場合は、
ご返送いただければ無料でお直しします!
(返送時の送料のみご負担願います)
メールにてご相談しつつ
生地を足したり、縫い狭めたりいたします。
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【モデル情報】
メンズMサイズ
腰からくるぶし下までの総丈90cm
股下70cm
太もも周り53cm
ふくらはぎ周り36cm
足サイズ26.cm
脚が太めのモデル(作者)ですが
ストレスなく履けます。
(撮影時はレギンスの上から履いております。)
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【お手入れ】
本製品は麻100%です。
ネットに入れて洗濯機でお洗濯できます。
シワになりやすいので、
ピンと張ってから干すことをおすすめします。
((まぁ着ているうちに伸びてきます))
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【制作雑記】
たっつけを作成しましたー!
まるでもんぺ×股引のような造形です。
素材は木綿がメイン。日本の東北地方では、
上着同様に刺し子をしたものもあります。
ゆったりした尻まわりで動きやすくて、
膝下でキュッと絞って格好いいです。
大正〜昭和にかけて全国的に履かれていたようです。
その後は戦時中でよくみるモンペに移行しました。
……古作野良着好きにとっての最懸案事項、
「サイズが小さい」。
私も幾度それで苦労したことか…。うまく足が入ったとしてもあぐらかけませんよね。丈が短い場合もあって結果として履かなくなるという…。
なんとかこの度、数年越しに、履きやすいたっつけを完成させました!
型紙は「山崎光子民俗服飾コレクション 新潟県立歴史博物館収蔵資料目録」を参考にしました。私の大好きな新潟県松之山・津南産の型紙をもとにしています。同じ地域に住む私が引き継ぎましたよ!四世代くらい超えた!嬉しい!!
全てのパーツがぴったり合うように作られていますので、型紙を引き伸ばすのは難しかった。。伸縮性の乏しい木綿で、履きやすい一着を考案するのすごい。先人の工夫に驚きます。
昔の野良着というものは、
家族によるオーダーメイドで作られていました。
よって形が様々です。
当製品も、お客様によっては
ご不便をおかけする場合があるかもしれません。
永く履ける一着になれるよう尽力いたしますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
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¥16,800
SOLD OUT
同時出品の上着と合わせても。もとは一枚の長着だったものを、解いて上下にしました。
裏面です。尻周りを二枚重ねています。透けずに丈夫!
たいぶゆったり仕立てました。ご自身の脚幅にあわせて裏面で縫い狭めていただくと、より恰好よくなります。